こんにちは、代表の入夏です。
只今夏休み真っ盛りという方も多いのではないでしょうか?今朝のニュースでも高速道路のライブ映像などを伝えている場面が多かったですね。
夏休みといえば、海に行かれる方も多いと思います。今年は例年に比べても暑い日が続いていますので、きっと海も混雑する日が多いかもしれません。但し、今は台風が通過したばかりのため、海は結構荒れていますので、くれぐれも注意してくださいね。
さてそんな海でのひと時を過ごす際、皆様がよく履いているのが、
ビーチサンダル
です。このビーチサンダルって、履くのも楽だし、砂が汚れもすぐに洗い流せるしと、海に限らず結構利用する方も多いかと思います。特に”ビーチ”というからには、海ではビーチサンダルを沢山見かけます。
でも、このビーチサンダルを履くにも少し注意が必要な場面があります。
砂浜では便利なビーチサンダルも、実は海の中や岩場では命取りにもなりかねません。
岩場で危険というのはなんとなくお分かりになるかもしれませんが、海の中も?と疑問に思うかたもおられるでしょう。なぜ危険なのか?
それは、ビーチサンダル特有のあの”パタパタ”です。
鼻緒の部分のみで履くビーチサンダルは、かかとの部分が大きく開きながら歩行しますよね?陸上であればそれもまだ良い(かどうかは・・・)のですが、海の中では、この開きが危険になることがあります。
よくダイビングで使う”フィン(足ひれ”を想像してみましょう。
このフィンは、大きな面積のフィン部をしならせて水を掴んで進みます。あの面積としなりが大きな水の抵抗をスムーズな推進力へ変えます。しならない板、たとえばプールで使う”ビート板”を水中で上下にすることは非常に抵抗があり腕が持っていかれる感じがあると思います。
これを踏まえて水中でのビーチサンダルを想像してみてください。
足をあげる際に、かかとの部分が大きく開いてしまうことで、そこに大きな水の抵抗ができます。ビーチサンダル自体に柔軟性はあまりありませんので、当然その抵抗はそのまま足に負担を与えます。
抵抗力よりも足の力が強ければまだ良いのですが、水の中には”流れ”がありますので、想像以上に力が強く、足が負けてしまうことが殆どかと思います。それにより、疲労だけでなく、波に足をすくわれてしまい転倒→おぼれてしまう、そういう最悪の事態にもなりかねません。
これは川などでも同じで、特に川の場合は、膝くらいまである水流の場合、大人でさえ立っていられるかどうかという状況ですから、そこに足へダメ押しがあると、一気に事故へとつながります。
ビーチサンダルというのは、その名の通り
ビーチ(海辺)で使うサンダル
であって、水中で使うものではない、ということを認識していただければと思います。
水中で使うための靴は、ウォーターシューズなど、その場面に特化したものがありますので、必ずそちらを使用するようにしてください。
残念ながら、毎年水難事故のニュースは耐えることなく目にしてしまいます。少しでも事故が無い楽しい夏休みを過ごしていただければと思います。