さて昨日は日傘の色についてお話させていただきました。
ざっとおさらいすると、
黒い傘は傘自体で直射日光を吸収しやすいので、他へ反射せずに持ち主様まで直射日光が届きにくい
そんな所です。
では、日傘と同じく、直射日光による熱射病・熱中症を防ぐアイテムとしての最有力である
帽子
はどんな色が良いのでしょうか?
これは、もう日傘の話が分かれば検討つきますよね?
正解は
”白”
白は直射日光を吸収せずに反射しやすい性質があります。よって頭部に直接被る帽子としては、直射日光を吸収しない”白”の方が適しているということになります。
先日目の前で”黒”の帽子を被っている方がいましたが、これはあまり効果的ではないと思います。直接髪の毛を晒しているよりは緩和されるかもしれませんが、黒い帽子が直射日光を吸収してしまい、結局頭部の温度は上昇してしまいます。
ついでにいうならば、帽子には”ツバ”がついているかと思います。この”ツバ”の内側。つまり、地面側の色というのも地味に重要になってきます。これは逆に白くない方が良いと思われます。というのは、ツバの内側は、地面からの照り返しを受けますので、ここが”白”だと、地面の照り返しが反射して顔面に向けられてしまうことになります。黒だと、そこの温度が上がりますので、反射しにくく吸収しにくい色というのが適していますね。よく野球帽などでは、ツバの内側が”緑”っぽくなっているのがあるかと思います。こういう風に、ツバの内側にも適した色を使った帽子だと尚良しといった感じでしょうか?
まだ酷暑は始まったばかりです。エアコンの効いた空間というのが以前に比べて格段に増加してきている現在では、暑さに対する対応性も衰えてきているかと思います。
できるだけ直射日光には当たらないようにして、ウォーキングやランニングをする際は、夕方や早朝など日が昇る前・沈んだ後を狙って行うようにしましょう。