今朝ほど、このような記事をWEB上で見かけました。
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以前に、慢性的な人手不足である看護・介護業界の打開策として、東南アジアから沢山の方々を連れてきて、看護師や介護士を養成しようということが話題になり結構非難されたようなことを覚えています。
そして、今回のこの記事。
結局は役所の机上の空論による企画倒れということになっている現状です。それを穴埋めするかのごとく、”日本語を分かりやすくした試験を・・・”という考えらしいです。
これは、残念ながら先の机上の空論以上の”駄策”としか言い様がありません。
看護や介護を受ける方々というのはどこの国の方なのでしょうか?日本国民ですよね?
それなのに、日本語の理解が不十分でも合格させてしまおう・・・というなんとも無茶苦茶な考えです。ここに税金を沢山かけるのであれば、看護・介護士を目指す前途有望な若者たちの資格取得までの補助的なことに使った方が、現役で目指す方々はもちろん、これから仕事を決めていこうという学生たちの選択にも大きく良い影響を与えることができるのではないでしょうか?
この業界というのは、”数を合わせればよい”というものではなく、人と人のお互いの協力によって成り立つものです。お金だけのためには絶対に長続きしないのがこの業界なんです。
ケアを受ける人の側の立場を考えず、”与える”という立場でのみ物事を考えてしまうと、こういう残念な考えが生まれてしまうのでしょう。
サービスを提供する人たちは”受ける人の立場”を最初に理解して、サービスを受ける方々は”提供してくれる人の立場”を最初に理解することで、今のこの業界の様々なトラブルの半分以上は解決できそうな気がします。
私たち底辺だけでも、そうしたスタンスを追求していきたいなぁ、と考えさせられる記事でしたので、ちょっとご紹介させていただきました。