介護現場や寝たきりの方の爪 | 茨城県つくば市のフットケア【トータルフットソリューションSaLaRa】

介護現場や寝たきりの方の爪

こんにちは、代表の入夏です。

6月後半は、各種施設等への出張フットケアが立て込んでおりご予約を受付できずに大変ご迷惑をおかけいたしております。

さて、今回はそうした出張現場からのスタッフレポートが届きましたのでお送りいたします。

医療現場のから——SaLaRaスタッフ(看護師)より

『介護施設や寝たきりの方のフットケア、特に爪のお手入れを行わせていただく機会がよくあります。そうした方々によく見られるのが”足白癬”、通称水虫と呼ばれる症状です。

足白癬にもいろいろあり、ここでは割愛いたしますが、主な原因は

”過度な湿気による菌の増殖”

といわれています。菌は多かれ少なかれ付着はしているものですが、そうした菌が付着したままの不潔な状態であったり、長時間靴を履いたままの状態で、付着箇所周辺が過度の湿気を維持しつづけると、菌は皮膚の新陳代謝を超えるスピードで増殖していきます。すると、どんどん根深く菌が侵食していってしまいます。結果として、皮膚が痒くなったりボロボロになったりという、よくいう水虫状態になってしまいます。

そして、これは”爪”にも同様のことが発生していきます。爪というのは皮膚の一部ですので、やはりこの菌は爪にも侵食していってしまい、結果として爪がボロボロになり、ついには腐食・剥離といった最悪の状態にもなります。

寝たきりの入院患者様や介護施設へ入所されている方々の爪を見ると、こうした”良くない状態”の爪になってしまっている方々というのは決して少なくありません。こうした方々というのは、ご自分での入浴や清拭というのができずに、どうしても介助者等へ頼らざるを得ず、清潔状態を維持することが非常に難しいというのが現状です。

そこで、私たちのようなフットケア技術を学んだ医療従事者が、少しでもそうしたストレスを抱えている患者様や寝たきりの方々に対して、いつもよりちょっと一手間をかけてケアしていくことで、本来直さなくてはいけない病気の回復に専念したり、抱えなくて良い余計なストレスを減らすことができるかと思います。

今後とも、そうしたストレス緩和のお手伝いができるように技術の向上を目指していきたいと思います。』

実は6月中旬からというのは、梅雨の季節ということで、この”足白癬”が最も勢いづく季節でもあります。したがって、必然的にそうしたご依頼をいただくことが多くなるかと思います。

介護施設での介護士・ヘルパーの方々や医療施設での看護関係者の方々というのは、多種多忙の激務に追われているため、残念ながらそうした”あとちょっとの気遣い”まで手が届かないのが現状です。そうした”あとちょっとの気遣い”を私たちSaLaRaでは追及していきたいと思います。

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