こんにちは、代表の入夏です。
昨日の”スポーツシューズスペシャリストのくせにウォーキングで靴ずれ”の話の際に、こんな話が出てきました。それは
「靴ずれって新しい靴を買ったら、なれるまで我慢するしかないんでしょ?」
確かに新しい靴、特に皮系のヒールカップ部分が固めの靴だと、どうしても最初はアキレス腱の辺りにダイレクトに食い込んできますので、履きなれた靴よりも違和感があったり痛かったりするかと思います。でも、それが即【靴ずれ】につながる要因ではありません。
もちろんそれにより結果的にはアキレス腱の部分の皮がめくれてしまったり、各所に靴ずれが発生することになることも多々あります。でも、それは【新しい靴】による必然的なものではなく、こんな流れによるものだと思います。
靴が正しく選べていない
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靴の中で足が不必要に動いてしまう
↓
靴と皮膚に擦れが発生する
履きなれた靴というのは、靴の内外が大きく弱ってくるために、上記のような流れが発生しても靴ずれになりにくいだけで、あくまでも根本的な原因が解決ているわけではありません。
前回も書きましたが、特にこの時期は、正しいサイズの靴が履けていないと、足が蒸れてしまい、靴ずれをはじめ、足臭なども強まったり、細菌が繁殖しやすくなったりと、様々な弊害が出てきてしまいます。
どんなことでもそうですが、あきらめる前に、ちょっと時間をかけて「根本的な原因」を探してみることが、トラブル防止の最短距離かもしれません。
フットケアは、単に足のマッサージや美的価値をあげるだけではなく、そうしたことを含めた広い視野を持って接していくことが重要なのかな?と、しばしば考えさせられることがあります。
と、話がちょっとそれてしまったかもしれませんが、
「靴ずれって新しい靴を買ったら、なれるまで我慢するしかないんでしょ?」
という質問のお客様には、
「靴ずれって正しいサイズの新しい靴を買ったら、今までより発生しにくい」
とご説明させていただきました。