1月ももうすぐ終わりですね。2月のカレンダーはもうちょっとだけお待ちください。
さて、最近目につくことがありますので、少しご紹介しましょう。
それは
”調理関係の方は巻き爪になりやすいのか?”
ということです。あくまでも”?”という仮定の話ですが、お客様とお話をさせていただく中で、ある程度共通性があるのではないだろうか?ということが出てきました。
その共通性の一つが
”調理用長靴”
です。
既に何度かお話させていただいているかと思いますが、巻き爪・タコ・ウオノメ・外反母趾などなど、足のトラブルの要因としてかなり重要な割合を占めているのが、
”靴の履き方”
です。紐を使って正しい履き方をすると、今までよりも足と靴の一体感が高まるだけではなく、靴の中で足がずれたり不要な動きをしないため、圧迫・擦れをおこしにくくなります。
では、先に出てきた”長靴”はどうでしょう?
既に想像できるかもしれませんが、長靴はその目的が”水””汚れ”から足を保護することを最優先としています。従って、水分や汚れが中に入らないようなビニールによる高気密な構造になっています。また、ソール部分も地面の水分や汚れで滑らないように、ゴムで出来ています。
また、構造上、足首や内部での足の固定というものが殆どできません。長靴を履いて走ってみていただくと、ものすごく不安定で走りづらいというのはご想像できるかと思います。
そうした独特の構造や目的を持つ長靴は、当然足に対しての負担・疲労が高まりますが、それを履かざるをえない現場というのが、最初にあげた
”調理現場”
ということになります。お客様の中には、長年調理の現場で長靴を履いてお仕事をされていたため、巻き爪はもちろん、タコ・ウオノメなどのトラブルが二重三重になっていて、痛みに困っている方もおられます。
現場では必ずしも自分が好むような条件で働けるという方ばかりではないかと思います。支給される靴やユニフォームを履かざるを得ないという場面も沢山あるかと思います。
そのような場面でも、ちょっとした工夫で、今までよりも少しだけトラブル防止に役立つ技というものがありますが、今回は長くなりましたので、次回引き続きお送りしたいと思います。
調理現場は実は足のトラブルの多発地帯のようですので、マメにケアしていきましょう。